人生と白血球について
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僕は、「宇宙の巨大さを想像するのが好き」だった。 僕は、今でも宇宙好きだ。 全宇宙スケールにおける僕一人の存在は、一人の人間における一個の白血球細胞の存在にすら満たないものだ。 雑菌をやっつけて死んでいった白血球を見て、僕は嘆き悲しんだりしないし、
かといって、一匹の雑菌もやっつけることなく一生を終えてしまった白血球に対して、「どうして、雑菌一匹やっつけることができなかったんだ」と叱責したりもし
ない。僕は白血球に対して完全無欠に寛大で、同時に完全無欠に非情なのだ。 宇宙から見れば、僕らの存在はそう言うものだ。僕がまったく無意味な人生を送って死んでいったとしても、きっと宇宙は僕に寛大で気にもとめない
だろう。そう思うと、非常に気が楽になるのだ。 そういうわけで、今でも宇宙が好きなのです。 |
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